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SEO・LLMO2026.11.07

AIO・LLMO・GEOの違いとは?対策の違いはあるか?【2026年】

GoogleのAIによる概要(AI Overviews)やAIモード、ChatGPTの検索機能など、AIで調べものをする人が増加しています。AIの回答の中で紹介されない会社は、検討の候補に入りにくくなるため、企業の間では、AIの回答で自社を紹介してもらうための取り組みが注目されています。

ただ、AIの回答で自社を紹介してもらうための取り組みには、「AIO」「LLMO」「GEO」「AEO」など複数の呼び方があり、取り組みを支援する会社や、解説記事によって使う言葉が異なります。「LLMO対策を提案されたが、AIO対策とは別のものなのか」「自社はどれに取り組めばよいのか」と迷う方も多いのではないでしょうか。言葉が違うと、取り組む内容や依頼先まで変わるように見えるためです。

本記事では、AIO、LLMO、GEO、AEOの違いと、それぞれの言葉が使われ始めた経緯、日本での使われ方、SEOとの関係を、Googleの公式の案内と論文をもとに解説します。呼び方に迷わず、自社で取り組む施策や外注先を判断したい方は、参考にしてください。

この記事のポイント

  • 4つとも目指すことは同じ(AIの回答で引用・推薦されること)
  • 違いは、注目しているAIや検索の種類だけ
  • 日本では、検索はAIO、サービス名はLLMOが多い
  • Googleは、AEO・GEOも「SEO」と説明
  • 依頼先は、サービス名ではなく作業内容で比較

AIO・LLMO・GEO・AEOの違い

AIO、LLMO、GEO、AEOは、どれもAIの回答の中で、自社の情報が引用・推薦されるための取り組みを指す言葉です。違いは、どのAIや検索に注目した呼び方かと、言葉の出どころです。

  • 引用: AIが回答の根拠として、ページへのリンクを示すこと
  • 推薦: AIが回答の中で、会社やお店、サービスの名前を挙げて紹介すること
呼び方 正式な名前 注目している対象 言葉の出どころ
AIO AI Optimization(AI検索最適化) AIの回答全般 はっきりしない
LLMO Large Language Model Optimization(大規模言語モデル最適化) ChatGPTなどの土台になっているAIの技術 はっきりしない
GEO Generative Engine Optimization(生成エンジン最適化) 文章で回答を生成する検索エンジン 2023年に公開された論文
AEO Answer Engine Optimization(回答エンジン最適化) 質問に直接答える検索 2018年ごろのSEOの専門メディア
SEO Search Engine Optimization(検索エンジン最適化) GoogleやBingの検索結果 1990年代から使われている

SEOが検索結果の上位に表示されることを目指すのに対して、AIO、LLMO、GEO、AEOは、AIの回答の中に自社が登場することを目指します。

AIO・LLMO・GEO・AEOの関係。4つの呼び方は、AIの回答で自社が引用・推薦されるという同じことを目指している

①AIO(AI Optimization)

AIOは「AI Optimization」の略で、AIの回答全般に向けた最適化を指します。日本では「AI検索最適化」とも呼ばれ、GoogleのAIによる概要やAIモード、ChatGPTの検索機能などの回答が対象になります。

注意したいのは、海外の記事では、AIOがGoogleの「AI Overviews」の略として使われることがある点です。たとえば、SEOツールを提供するAhrefsの調査では、AI Overviewsを「AIOs」と略しています。海外の記事や調査を読むときは、AIOがAIの回答全般を指すのか、GoogleのAI Overviewsだけを指すのかを確認しましょう。

②LLMO(Large Language Model Optimization)

LLMOは「Large Language Model Optimization」の略で、LLM(大規模言語モデル)が生成する回答に向けた最適化を指します。LLMとは、大量の文章を学習して、質問に文章で回答できるようにしたAIの技術です。ChatGPTやGemini、Claudeなどは、LLMを土台にしています。

LLMOは、検索エンジンではなく、回答を生成するAIそのものに注目した呼び方です。ただし、ChatGPTなども、最新の情報が必要な質問ではウェブを検索し、検索で見つかったページを参照して回答します。そのため、LLMOとして取り組む内容も、検索エンジンに向けた最適化と重なります。

③GEO(Generative Engine Optimization)

GEOは「Generative Engine Optimization」の略で、文章で回答を生成する検索エンジン(生成エンジン)に向けた最適化を指します。2023年に公開された論文から広まった言葉です。

2023年11月、プリンストン大学やインド工科大学デリー校などの研究者が、論文「GEO: Generative Engine Optimization」を公開しました。論文は、2024年に国際学会のKDD(データ分析の分野の国際学会)に採択されています。論文では、GEOを、生成エンジンの回答の中で、コンテンツが表示される度合い(visibility)を高めるための枠組みとして定義しています。

④AEO(Answer Engine Optimization)

AEOは「Answer Engine Optimization」の略で、質問に直接答える検索(回答エンジン)に向けた最適化を指します。生成AIが広まる前から使われている言葉です。

2018年2月には、米国のSEOの専門メディアSearch Engine Watchが、音声検索の広がりによって検索エンジンが「回答エンジン」に変わりつつあり、回答エンジンで答えとして取り上げられるための取り組みが「AEO」と呼ばれるようになったと紹介しています。当時の主な対象は、Googleの強調スニペット(検索結果の上部に、質問への答えを抜き出して表示する枠)や、音声検索での回答でした。現在、AEOという言葉は、AIの回答も対象に含めた意味で使われています。

日本では、どの呼び方が使われている?

日本では、検索される回数は「AIO対策」が最も多く、支援会社のサービス名では「LLMO」が最も多く使われています。AIO対策について調べる企業と、支援会社とで、よく使う言葉が異なるということです。

①検索される回数

「〇〇対策」の形で検索される回数は、AIO対策が月5,400回で最も多く、LLMO対策の月2,900回を上回っています。直近1年の推移を見ても、AIO対策は2025年10月の月2,400回から、2026年9月には月6,600回に増加しています。

「〇〇対策」の月間検索数の推移(2025年10月〜2026年9月)。AIO対策は月2,400回から月6,600回に増加
キーワード 月間検索数(2025年10月〜2026年9月の平均) 2025年10月 2026年9月
AIO対策 5,400 2,400 6,600
LLMO対策 2,900 2,900 2,400
GEO対策 1,600 1,600 1,900
AEO対策 880 590 1,000

※ラッコキーワードでの推定値

②支援会社のサービス名

料金を公式サイトで公開している、AIの回答に向けた最適化の支援サービス49件のサービス名を当社で調べたところ、「LLMO」を含むものが36件で最も多くありました。

料金を公開している支援サービス49件のサービス名に含まれる言葉。LLMOが36件で最も多い
サービス名に含まれる言葉 件数
LLMO 36件
AIO 17件
AI検索 10件
GEO 5件
AEO 0件

※2026年11月時点。1つのサービス名に複数の言葉が含まれる場合は、それぞれに数えています。

検索で多く使われている言葉はAIO、支援会社が多く使っている言葉はLLMOです。そのため、社内では「AIO対策」と呼んでいる取り組みが、支援会社の提案書では「LLMO対策」と書かれていることがあります。

AIO・LLMO・GEOとSEOの関係

Googleは、AEOやGEOと呼ばれる取り組みも、SEOであることに変わりはないと説明しています。GoogleのAIによる概要やAIモードは、Googleの検索の順位付けの仕組みを使い、検索インデックスの中から回答の参照元になるページを取得しているためです。

Googleは2026年5月に公開した生成AI検索向けのガイドで、AEOとGEOを「AI検索での視認性を高めるための作業を説明するときに使われることがある言葉」と紹介しています。そのうえで、Google検索の観点では、生成AI検索向けの最適化は検索体験向けの最適化であり、SEOであることに変わりはないという立場を示しています。また、AIによる概要やAIモードに表示されるための追加の要件はなく、特別な最適化も必要ないと案内しています。

ただし、SEOとAIO、LLMO、GEOでは、目指す場所と成果の形が異なります。SEOは検索結果の上位に表示されてクリックされることを、AIO、LLMO、GEOはAIの回答の中で引用・推薦されることを目指します。

SEOとの違いと関係は、AIO対策とは?SEOとの関係と、やるべき施策で詳しく解説しています。

AIO・LLMO・GEOで共通する施策と、対象のAIで変わる点

呼び方が違っても、取り組む施策の中心は同じです。違いが出るのは、自社がどのAIの回答で成果を確認するかと、そのAIがどこから情報を集めているかです。

①呼び方に関係なく共通する施策

どの呼び方でも、目指すのは、自社のページがAIの回答の根拠として選ばれることです。そのために、顧客がAIに聞きそうな質問を決め、その質問に答えるページを用意し、独自の情報を掲載します。具体的には、次の5つの施策が共通します。

  1. AIに聞かれる質問を決める
  2. ページがインデックスされているかを確認する
  3. 独自の情報を掲載する
  4. Googleビジネスプロフィールの情報を最新にする
  5. 自社サイトの外で言及を増やす

それぞれの施策が必要な理由と、自社で判断するための確認方法は、AIO対策とは?SEOとの関係と、やるべき施策で解説しています。

②対象のAIによって変わる点

対象のAIによって、参照元を集める仕組みと、確認すべき設定が異なります。GoogleのAIはGoogleの検索インデックスから参照元を選び、ChatGPTの検索機能は、提携する検索サービスとOpenAIのクローラー(サイトを読み込むプログラム)を使っているためです。

GoogleのAIによる概要・AIモードとChatGPTの検索機能の、参照元の集め方と確認すること
対象のAI 参照元の集め方 確認すること
GoogleのAIによる概要
GoogleのAIモード
Googleの検索インデックスから、検索の順位付けの仕組みを使って関連するページを取得する ページがインデックスに登録され、検索結果にスニペット(ページの説明文)が表示されているか
ChatGPTの検索機能 質問を書き換えて提携する検索サービスに送り、その結果を参照する。OpenAIの検索用のクローラー(OAI-SearchBot)が読み込んだサイトも表示する robots.txtで、OAI-SearchBotをブロックしていないか

ChatGPTの検索機能について、OpenAIは、検索用のクローラー(OAI-SearchBot)をブロックしたサイトは、ChatGPTの検索の回答に表示されないと説明しています。学習用のクローラー(GPTBot)とは別の設定のため、「AIの学習には使われたくないが、検索の回答には表示されたい」という場合、サイトの運営者は、GPTBotだけをブロックできます。

AIO対策に取り組むときは、まず成果を確認するAIを決め、そのAIが参照元を集める仕組みに合わせて設定を確認しましょう。

LLMO対策とAIO対策は、別々に依頼する必要がある?

別々に依頼する必要はありません。LLMO対策とAIO対策は呼び方が違うだけで、目指すことと施策の中心は同じだからです。

注意したいのは、サービス名が同じでも、作業の範囲は会社ごとに異なる点です。分析と改善の提案だけを行うサービスもあれば、記事の制作やサイトの修正まで行うサービスもあります。Googleも、AEOやGEOのサービスを検討するときは、SEOの助言を見極めるときと同じ観点で確認するよう案内しています。

外注を検討するときは、サービス名ではなく、次の3つを確認しましょう。

  • 毎月の作業の範囲と量: 誰が、何を、どれだけ行うか
  • 成果を確認するAIと質問: どのAIで、どの質問に対する回答を定点観測(同じ質問を定期的にAIに入力し、回答の変化を記録すること)するか
  • SEOとの重なり: すでにSEOを外注している場合、同じ作業に二重で費用がかかっていないか

費用の相場と、見積もりで確認したいことは、AIO対策の費用相場は?自社で行う場合と外注する場合の料金で解説しています。

よくある質問

AI SEOとは、何が違いますか?

「AI SEO」は、2つの意味で使われています。1つは、AIO、LLMO、GEOと同じく、AIの回答に向けた最適化を指す意味です。もう1つは、AIを使ってSEOの作業(キーワードの分析や記事の制作など)を行う意味です。提案や記事で「AI SEO」という言葉を見かけたときは、どちらの意味かを確認しましょう。

AIモードとAIOは、同じものですか?

同じものではありません。AIモードはGoogle検索の機能の名前で、AIが質問に回答を生成し、参考になるウェブサイトへのリンクを示します。AIOは、AIモードなどの回答の中で、自社の情報が引用・推薦されるための取り組みの名前です。

社内では、どの呼び方を使えばよいですか?

どの呼び方を使っても、取り組む内容は変わりません。大切なのは、社内と外注先で呼び方を1つにそろえ、対象のAIまで決めておくことです。たとえば「AIO対策は、GoogleのAIによる概要とAIモード、ChatGPTの検索機能で、自社が引用・推薦されるための取り組み」のように決めておくと、担当者ごとに認識がずれません。顧客や社外に向けた資料では、検索で最も多く使われているAIOを使うと伝わりやすいでしょう。

まとめ

AIO、LLMO、GEO、AEOは、どれもAIの回答の中で、自社の情報が引用・推薦されるための取り組みを指す言葉です。違いは、どのAIや検索に注目した呼び方かと、言葉の出どころです。日本では、検索ではAIO対策が、支援会社のサービス名ではLLMOが最も多く使われています。

Googleは、AEOやGEOと呼ばれる取り組みも、SEOであることに変わりはないと説明しています。呼び方に迷ったときは、言葉の違いではなく、次の3つで取り組む内容と依頼先を判断しましょう。

  • 成果を確認するAIと、狙う質問を決める
  • 呼び方に関係なく共通する5つの施策から始める
  • 外注するときは、サービス名ではなく、作業の範囲と成果を確認するAIで比較する

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