AIO対策の費用相場は?自社で行う場合と外注する場合の料金【2026年】

GoogleのAIによる概要やAIモード、ChatGPTの検索機能など、AIで調べものをする人が増加しています。それに合わせて、AIの回答で自社を紹介してもらうためのAIO対策を勧められる機会も増えました。
ところが、AIO対策の費用を調べても、相場はなかなか把握できません。料金を公開していない会社が多く、公開していても、同じ「コンサルティング」という名前で、改善の作業まで行うプランと、方針の指示だけのプランが混ざっているためです。
本記事では、AIO対策の料金を公式サイトで公開している49社を調査し、プランの名前ではなく作業の内容で分類して、費用相場を集計しました。すべて外注する場合、自社で行う場合、一部だけを外注する場合の3つに分けて、費用と判断基準を解説します。自社に合う進め方と予算を決めたい方は、参考にしてください。
AIO対策の費用相場|すべて外注、一部外注、自社で行う場合
AIO対策の費用は、作業のどこまでを外注するかで大きく変わります。すべて外注するプランは、月額30万〜35万円未満の会社が最も多く、自社で行う場合、社外に支払う費用はツール代のみです。
| 外注範囲 | 費用目安 |
|---|---|
| すべて | 月額5万円台〜60万円台(30万〜35万円未満が最も多い) |
| 分析のみ | 単発の診断1万円〜120万円、または計測ツール月5,990円〜 |
| コンサルのみ | 月額5万円台〜60万円台(30万〜35万円未満が最も多い) |
| 記事制作のみ | 制作会社:1本1万〜2万円未満が最も多い(構成案から執筆まで) クラウドソーシング:1文字1円前後 |
| なし(内製) | ツール代(無料〜月10万円程度)。ほかに担当者の工数 |
※料金は2026年11月4日時点で、各社の公式サイトに掲載された金額です。税込・税抜は各社の表記のままです。
AIO対策の費用は、何にかかるのか
AIO対策の費用は、分析・コンサル・実行の3つの作業にかかります。外注の料金は、この3つのうちどこまでを外注先が行うかで決まります。
| 作業 | 内容 |
|---|---|
| 分析 | AIの回答に自社が表示されているかの計測、サイトの診断 |
| コンサル | チャットやオンラインの打ち合わせでの相談、どの質問で表示を狙うか、どのページをどう改善するかの方針と指示 |
| 実行 | ページの改善、記事の制作、Googleビジネスプロフィールの更新、自社サイトの外での情報発信 |
AIO対策を外注する場合の費用
分析・コンサル・実行のすべてを外注先が行うプランは、月額30万〜35万円未満の会社が最も多く、25社中5社でした。

料金の分布には大きな幅があり、月額20万円未満の会社が9社、30万円以上の会社が14社あります。
同じ料金でも、作業の範囲は会社ごとに違う
AIO対策の外注先を料金で比較するときは、プランの名前ではなく、分析・コンサル・実行のどこまでを外注先が行うかを確認しましょう。
実行を含まず、分析とコンサルだけを行うプランも、月額30万〜35万円未満が最も多い価格帯です(19社中6社)。つまり、同じ月額30万円でも、外注先がページの改善や記事の制作まで行うプランと、改善の指示書を受け取って自社で実行するプランがあります。
また、プランの名前が同じでも、内容は会社ごとに異なります。「コンサルティング」という名前で改善の実行まで行う会社もあれば、チャットでの相談と月1回のレポートだけの会社もあります。月額5万円前後のプランには、相談だけ、計測だけのプランも多く含まれます。
初期費用の相場
初期費用を公開している13社では、最も安いプランの初期費用が0円の会社が最も多く、5社でした。金額を公開している8社の初期費用は、10万円〜55.5万円です。

初期費用は、契約の最初に行う現状の調査、競合との比較、改善の計画、計測の準備などの費用です。初期費用が0円の会社でも、これらの作業を月額や無料の分析に含めている場合があるため、初期費用の有無だけでなく、最低契約期間の総額で比較しましょう。
最低契約期間
最低契約期間を公開している24社では、各社の最も短いプランで集計すると、6か月が最も多く13社でした。次が3か月(6社)です。最低契約期間がない会社も4社あります。

最低契約期間は、改善の計画に沿って施策を実行し、計測の結果をもとに改善を重ねるために必要な期間として設けられています。月額30万円で最低契約期間が6か月なら、契約の総額は180万円です。月額だけでなく、最低契約期間の総額で予算を考えましょう。
自社でAIO対策を行う場合の費用
自社でAIO対策を行う場合、社外に支払う費用はツール代のみです。ただし、担当者の工数も費用になります。
担当者がAIO対策に充てる時間にも人件費が発生し、その時間は本来の業務に充てられなくなります。例えば、月給33万円の社員が業務時間の1割(週に半日程度)をAIO対策に充てると、月3.3万円分の人件費がかかります。外注の月額と比較するときは、この金額を含めて検討しましょう。
※月給33万円は、厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」の一般労働者の平均(男女計、33万400円)。
必要なツールと月額
最低限必要なツールは、無料で利用できます。
| ツール | 月額 | 確認できること |
|---|---|---|
| Google Search Console | 無料 | Googleの検索(AIによる概要、AIモードを含む)での表示回数とクリック数 |
| GA4(Googleアナリティクス4) | 無料 | ChatGPTなど、AIからサイトへのアクセス |
| AIでの表示を計測するツール | 月5,990円〜 | 狙う質問で、AIの回答に自社が表示されたか、どのページが参照元になったか |
AIでの表示は、AIに質問して自分で記録すれば、ツールがなくても確認できます。計測する質問が増え、手作業での記録が難しくなったら、ツールの導入を検討しましょう。
AIでの表示を計測する国内のツール12件では、最も安い有料プランが月5,990円〜10万円で、12件中8件が月5万円未満でした。海外のツールでは、Semrushの「AI Visibility Toolkit」が月99ドル、Ahrefsの「Brand Radar」のAI向けの機能が、基本のプラン(月19,900円〜)とは別に月30,600円〜です。
自社で行う作業
自社で行う場合、担当者の工数が発生するのは次の作業です。
| 作業 | 内容 | 必要な知識 |
|---|---|---|
| 狙う質問の選定 | 顧客がAIに質問しそうな内容を選定する | 自社の商品と、顧客の課題 |
| インデックスの確認 | 狙うページがGoogleに登録されているかを確認する | Google Search Consoleの使い方 |
| 独自の情報の掲載 | 施工の写真と費用、事例の数字など、自社にしか書けない情報をページに加える | ライティング |
| Googleビジネスプロフィールの更新 | 営業時間、サービス、写真を最新の情報に更新する | Googleビジネスプロフィールの使い方 |
| 自社サイトの外での情報発信 | 業界のメディアや取引先のサイトで、自社を紹介してもらう | 広報、営業 |
| 計測 | AIでの表示とアクセスを毎月記録する | Search ConsoleとGA4の使い方 |
各作業の具体的な進め方は、「AIO対策とは?SEOとの関係と、やるべき施策【2026年】」で解説しています。
AIO対策の一部だけを外注する場合の費用
AIO対策の一部だけを外注する場合、費用は外注する作業によって変わります。社内で対応できない作業だけを外注すれば、すべて外注するより費用を抑えられます。
分析だけを外注する場合
分析だけを外注する場合は、単発の診断か、計測ツールの料金がかかります。単発の有料診断は、料金を公開している21社で、最も安いプランが1万円〜80万円でした。上位のプランを含めると、最も高いもので120万円です。

低価格の診断はAIでの表示状況の確認が中心で、高価格の診断は競合との比較や、サイトの技術面の調査、改善の計画まで含む傾向があります。無料の診断を用意している会社も、49社中24社ありました。
計測ツールは、国内の12件で最も安い有料プランが月5,990円〜10万円でした。
コンサルだけを外注する場合
実行を含まないコンサルのプランは、月額30万〜35万円未満が最も多く、19社中6社でした。

月額5万〜15万円未満のプランも7社ありますが、チャットでの相談だけ、月1回の打ち合わせと簡単な指示書だけなど、支援の範囲が限られるプランが多くなります。
記事制作だけを外注する場合
記事制作の料金は、制作会社に依頼するか、クラウドソーシングで個人のライターに依頼するかで大きく変わります。同じ依頼先でも、任せる作業の範囲と記事の品質によって、料金は変わります。
制作会社に依頼する場合
構成案の作成から執筆までを含むプランは、1本1万〜2万円未満の会社が最も多く、18社中6社でした。

料金は、キーワード選定から画像の選定・制作、入稿まで、どこまでの作業を任せるかで変わります。
| 料金に含まれる作業 | 1本あたりの料金の例 |
|---|---|
| 執筆だけ(キーワードと構成案は自社で用意) | 1文字2円〜(3,000文字で6,000円〜) |
| キーワード選定、構成案、執筆 | 1万円〜3万円 |
| キーワード選定、構成案、執筆、画像の選定・制作、入稿 | 2.5万円〜6万円 |
料金の例は3,000文字の記事で計算しています。競合の多いキーワードでは、上位の記事に合わせて文字数が増え、料金も上がることが多くなります。専門家の監修や取材は、別料金になる会社がほとんどです。見積もりを比較するときは、料金に含まれる作業の範囲を確認しましょう。
クラウドソーシングで個人に依頼する場合
クラウドソーシングで個人のライターに依頼する場合、文字単価は1文字1円前後が中心です。ランサーズは、個人のWebライターに外注する場合の一般的な相場を1文字0.5円から、ボリュームゾーンを1円前後、専門家や人気ライターは3〜10円と説明しています。3,000文字の記事なら、1文字1円で3,000円です。
制作会社より料金は安い一方で、キーワードの選定、構成案の作成、事実の確認や他サイトとの重複のチェックは、自社で行う場面が増えます。ライターごとに得意な分野や経験が異なるため、依頼する前に過去の執筆例を確認しましょう。
自社で行うか、外注するか、どう決める?
自社で行うか外注するかは、AIO対策に必要な知識と工数を社内で確保できるかで判断しましょう。
| 社内の状況 | 合う進め方 |
|---|---|
| SEOの知識がある担当者がいて、毎月の作業時間を確保できる | 自社で行う |
| 方針は決められるが、記事制作の人員が不足している | 記事制作だけを外注する |
| 作業は対応できるが、施策の優先順位を判断できない | コンサルだけを外注する |
| 現状を把握できておらず、取り組むべきかを判断したい | 分析だけを外注する |
| 知識も人員も不足している | すべて外注する |
判断に迷ったときは、担当者の人件費と外注の月額を比較しましょう。例えば、担当者が業務時間の2割をAIO対策に充てるなら、月給33万円の社員で月6.6万円分です。同じ作業を外注したときの月額と比較して、どちらが合うかを判断します。
外注の見積もりで確認したいこと6つ
AIO対策を外注するときは、月額だけでなく、次の6つを見積もりの段階で確認しましょう。
①毎月の作業の範囲と量
分析・コンサル・実行のうち、どこまでを外注先が行うかを確認します。実行を含む場合は、毎月の記事の本数や改善するページの数を確認しましょう。記事制作を依頼する場合は、自社の施工事例や数値など、独自の情報を記事に盛り込んでもらえるかも確認します。AIの回答で参照元に選ばれるには、ほかのサイトにはない情報が必要だからです。
②成果を何で計測するか
どの指標がどう推移すれば成功とするかを、契約前に決めておきます。Google Search Consoleの表示回数とクリック数、GA4のAIからのアクセス、AIでの表示の定点観測など、何を毎月報告してもらえるかを確認しましょう。
③契約期間と、解約したときの扱い
最低契約期間と、途中で解約するときの条件を確認します。あわせて、解約後も、制作した記事や計測データを自社で継続して利用できるかを確認しましょう。
④初期費用に何が含まれるか
初期費用がある場合は、その金額に含まれる作業を確認します。最初の診断や改善の計画が含まれる会社もあれば、含まれない会社もあります。
⑤Googleが不要と説明している施策に、費用がかかっていないか
AI向けのファイル(llms.txtなど)の設置や、AIのためだけの文章の修正といった施策について、Googleは公式に、Googleの検索(AIによる概要やAIモードを含む)に表示されるために必要ないと説明しています。見積もりにこうした施策が含まれている場合は、その施策の根拠と、効果をどう計測するのかを確認しましょう。
⑥成果の保証や、AIで生成した記事の大量掲載が含まれていないか
「AIの回答に必ず表示させる」といった保証を掲げている提案や、AIで生成した記事を大量に掲載する提案は、内容と根拠を確認しましょう。AIの回答は日々変わるため、表示は誰にも保証できません。また、内容の薄い記事を増やしても、参照元には選ばれにくくなります。
AIO対策の費用に関するよくある質問
AIO対策の費用は、SEOの費用とは別にかかりますか?
重なる部分が多いため、SEOに取り組んでいる会社は、追加の費用を抑えられます。GoogleのAIによる概要とAIモードは、検索の順位付けの仕組みを使って参照元を選ぶため、AIO対策の多くはSEOと同じ作業です。SEOのプランにAIO対策を含めている会社や、SEOの契約に月3万円〜で追加できる会社もあります。
AIO対策の成果は、どのくらいで出ますか?
一律の期間はありません。ページがインデックスされ、検索の評価が上がるまでの時間はサイトごとに異なり、AIの回答も日々変わるためです。外注する場合は、最低契約期間の間に何を計測し、どの数字で継続を判断するかを、契約前に決めておきましょう。
無料の診断だけで十分ですか?
無料の診断で把握できるのは、主に現状です。どの質問で表示を狙い、どのページをどう改善するかまでは含まれないことが多いため、改善まで進めるには、自社で方針を決めるか、コンサルや実行を外注する必要があります。まずは無料の診断で現状を把握し、そのうえで自社で行うか外注するかを判断しましょう。
まとめ
- AIO対策の費用は、分析・コンサル・実行のどこまでを外注するかで変わる
- すべて外注するプランは、月額30万〜35万円未満の会社が最も多い(25社中5社)
- 実行を含まないコンサルも、月額30万〜35万円未満が最も多い。同じ料金でも作業の範囲が違うため、プランの名前ではなく作業の内容で比較する
- 自社で行う場合、社外に支払う費用はツール代のみだが、担当者の工数も費用になる
- 記事制作だけを制作会社に依頼すると、構成案から執筆まで含むプランは1本1万〜2万円未満が最も多い。料金は作業の範囲と品質で大きく変わる
- 見積もりでは、作業の範囲、計測の方法、契約期間と解約の扱い、初期費用の内容、Googleが不要と説明している施策の有無、成果の保証やAIで生成した記事の大量掲載の有無を確認する



